Wantedly プレミアムスカウトは有効性が低いって本当? | Wantedlyの特徴と強み

Wantedlyは人材採用ツールとして、近年多くの企業で利用されている媒体です。
企業情報や募集の掲示を行えるだけではなく、企業ブランディングや社会貢献活動の発信も可能です。
さらには、Wantedlyに登録している候補者に向けて自社の魅力を直接訴求するダイレクトスカウトメール(プレミアムスカウト)も送付できます。

採用ツールとして多様な機能を備えたWantedlyですが、これまでの求人広告サイトとは大きく違う部分もあるため、「導入効果はあるのか」「効果的に使いこなすことはできるのか」と不安に思う企業・人事ご担当者様も少なくないでしょう。

そこで本記事は、150社以上の採用をみてきた筆者が、Wantedlyのプランや費用をはじめ、Wantedlyのダイレクトスカウトの強みや特徴をお伝えします。

  • Wantedlyでダイレクトスカウトメールを送付する方法や費用感を知りたい
  • 多様なスカウトツールや媒体がある中でWantedlyを用いるメリットを知りたい
  • Wantedlyの特性を知りたい

上記に該当する、企業・人事ご担当者様はぜひご一読ください。

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Wantedly(ウォンテッドリー)とはどんな採用ツール?

Wantedlyとは、目指すミッションや価値観への“共感”をベースに企業と人材をマッチングする採用サービスです。
「仕事のやりがい」「事業の社会的意義」などの情報を用いて求職者に魅力訴求を行うため、給料や待遇に依らない本質的なマッチングを実現できます。

参考:ウォンテッドリー株式会社『PR TIMES』

従来の採用手法である求人広告サービスや人材紹介サービスでは、求職者の選定要件は企業の募集要項や待遇・業務などが中心でした。

その点Wantedlyでは、“想いを採用の武器にする”というキャッチコピーを掲げているだけあり、給料等の具体的な報酬額の記載が原則禁止されています。
求職者は会社の理念・価値観・掲載しているストーリーを通して見える企業カルチャーを基に、応募先を決めます。そのため採用後のミスマッチも少なく、共に会社の成長に向けて歩んでいける人材を発掘することができるツールと言えるでしょう。

Wantedlyの利用ユーザー数/構成比

Wantedlyの利用ユーザー数は、2022年7月時点で350万人を超えました。Wantedlyを運営するウォンテッドリー株式会社のPR TIMESでは、年々右肩上がりに登録者数を伸ばしているデータが公表されています。

参考:ウォンテッドリー株式会社『PR TIMES』

さらにWantedlyは、ビジネスSNSと言われるだけあり、登録者全体のうち20代の割合が42%、30代の割合が32%と、若年層から高い支持を得ています。
データからも見て取れる通り、意欲あふれる若手の登録が多いことが分かります。

また総合サイトには珍しく、エンジニア(32%)・デザイナー(15%)とWeb領域の人材の登録が多く、転職市場においても需要の高い人材の登録が割合を占めています。

参考:株式会社ネオキャリア『みんなの採用部』

Wantedlyのプラン

Wantedlyには、次の3つのプランが用意されています。

  • ライトプラン
  • スタンダードプラン
  • プレミアムプラン

それぞれのプランに応じて管理人数やスカウト送付できる通数が異なります。
いずれのプランも採用成果に対しての課金が発生しないため、採用成果を創出できれば高いコストパフォーマンスを期待出来るでしょう。

ライトプラン

ライトプランの場合、管理画面にアクセスできる人数は15名です。
求人募集の掲載・ストーリー投稿・企業ページ編集が可能であり、応募を受け付けることもできます。
応募者とのメッセージのやりとりはできますが、候補者に対してダイレクトスカウトを送付することはできません。

1ヶ月3.5万円~(24ヶ月プラン)利用できるだけではなく、採用成果に応じて課金が発生することはないため、運用次第では非常に高い費用対効果を得られる可能性もあります。

Wantedlyとはどんな媒体なのかを知りたい企業や、運用を続けられるのか不安に思う企業は、ライトプランからWantedlyを試用してみることをおすすめします。

<ライトプランで出来ること>

  • 15名分の管理者権限
  • ストーリー投稿・企業ページ編集
  • 応募者とのメッセージやり取り
  • 募集掲載本数制限なし
  • メール・電話サポート

スタンダードプラン

スタンダードプランでは、最大30名に対し管理者権限が付与されます。
ライトプランと同様、ストーリー投稿・求人募集の掲載・企業ページの編集機能を利用することができます。

さらにスタンダードプランでは、ダイレクトスカウト機能が追加されます。
ダイレクトスカウト機能では、Wantedlyに登録している候補者にプレミアムスカウトを送付することができます。
より積極的に採用活動を推し進めたい企業におすすめのプランです。

<スタンダードプランで出来ること>

  • 30名分の管理者権限
  • ストーリー投稿・企業ページ編集
  • 応募者とのメッセージやり取り
  • 募集掲載本数制限なし
  • メール・電話サポート
  • ダイレクトスカウト機能(プレミアムスカウト:100通/6か月)
  • プロフィール検索機能

プレミアムプラン

プレミアムプランの場合、管理画面のアクセス可能人数は無制限になります。
アカウント数に制限がないため、1つのアカウントを用いて幅広く自社や事業をアピールすることもできます。

スタンダードプランと比較し、プレミアムスカウトを送付する際に高度なフィルタリングで検索が可能になるため、より精度高く自社にマッチした人材を抽出することができるでしょう。また送付できるプレミアムスカウトの数も増えます。

さらに応募者の管理画面において、送付したメッセージがベーシックプランよりも上位に表示されるため、メッセージが埋もれるリスクを減らせるでしょう。

<プレミアムプランで出来ること>

  • 管理者権限無制限
  • ストーリー投稿・企業ページ編集
  • 応募者とのメッセージやり取り
  • 募集掲載本数制限なし
  • メール・電話サポート
  • ダイレクトスカウト機能(プレミアムスカウト:300通/6か月)
  • 高度なプロフィール検索機能
  • メッセージの上位表示

スタンダードプランとプレミアムプランの機能の違い

ご紹介の通りWantedlyでは、スタンダードプランとプレミアムプランの2種のプランでプレミアムスカウトを送付することが出来ます。

それぞれの違いについて、下記にまとめています。

スタンダードプランプレミアムプラン
料金(6か月) 6ヶ月:10万円
12ヶ月:9万円
24ヶ月:8万円
6ヶ月:20万円
12ヶ月:17万円
24ヶ月:14万円
メッセージの上位表示なしあり
ユーザーの本名確認なしあり
他社からのスカウト数検索なしあり
スカウト対象ユーザー数16万人19万人
ダイレクトスカウトメール数 6ヶ月:100通
12ヶ月:200通
24ヶ月:400通
6ヶ月: 300通
12ヶ月: 600通
24ヶ月:1200通

共通する機能もありますが、スカウトの通数・フィルタリングの検索項目・ユーザーの本名確認の可否などに違いがあります。
各プランの機能を理解した上で、自社に適したプランを選択しましょう。

Wantedlyのプラン料金

Wantedlyの料金は、プランと契約期間によって異なります。
2023年4月時点のWantedlyの料金は下記の通りです。

<ライトプラン>

期間 6ヶ月12ヶ月24ヶ月
月額料金4.5万円4万円3万円
管理者人数15人15人15人
スカウト

<スタンダードプラン>

期間 6ヶ月12ヶ月24ヶ月
月額料金10万円9万円8万円
管理者人数30人30人30人
スカウト100通200通300通

<プレミアムプラン>

期間 6ヶ月12ヶ月24ヶ月
月額料金20万円17万円14万円
管理者人数制限なし制限なし制限なし
スカウト300通600通1200通

Wantedlyのオプション料金

またWantedlyでは追加料金を支払うことで、各オプションを付けることもできます。

<流入施策>

メニュー料金期間
Facebook広告10万円~1週間~
Twitter広告20万円~1週間~
トップページ広告20万円~2週間~
アプリ内広告10万円~1週間~

コンテンツ制作代行>

メニュー料金期間
写真撮影撮影:5万円
買取:2万円
動画制作65万円~
シンプルライティング5万円/1募集
特別ライティング35万円/1募集

<スカウト代行>

メニュー料金期間
プレミアムスカウト20万円1ヶ月(50通)

<エンゲージメント>

メニュー料金期間
追加ライセンス6000円/月・10名6ヶ月

Wantedlyの特徴

数多くの企業の採用支援を通じて様々な媒体・ツールに触れてきた筆者の視点から、Wantedlyならではの特徴を3つピックアップしました。

  • 仕事に“やりがい”を重視する転職希望者・潜在層が多い
  • 運用に乗るまでに時間と手間がかかる
  • 若手・第二新卒採用向き

Wantedlyの利用を検討する場合、自社の採用目標や目的にマッチした媒体なのか特徴を理解した上で導入するか否かを検討しましょう。

仕事に“やりがい”を重視する転職希望者・潜在層が多い

年収(報酬)情報を記載できないWantedlyでは、利用者も年収(報酬)情報の記載がない旨を理解した上で登録をします。そのため、Wantedlyには自然と“やりがい”を重視する人材が集います。

またユーザーは“共感”によってエントリー先の企業を決めるため、他の媒体と比較してビジョンがマッチする人材・傾向や意向が似ている人材から応募してもらえる傾向にあります。 結果として他の媒体で出会う人材よりも、早期離職のリスクを減らせるでしょう。

運用に乗るまでに時間と手間がかかる

一方でWantedlyは、運用に乗るまでに時間と手間がかかります。
候補者に自社の魅力や強みをアピールできなければ、スカウト返信も見込めません。

継続的なストーリー記事の掲載などを通じて、意欲的に採用広報や情報発信に努め自社情報を充実させる必要があります。

若手・第二新卒採用向き

先述の通りWantedlyの登録者は、20代が42%、30代が32%と若年層が大部分を占めています。また「共感」した企業に応募するスタンスのため、ポテンシャルを重視する採用を行っている企業との相性が高いと言えるでしょう。

反対に、エグゼクティブやハイキャリア転職を望む転職希望者の登録は少ないと考えられます。またスキルや経験を持つ人材ほど、条件や待遇を重視する傾向があるため、経験者や有資格者の採用を検討している企業は、別の媒体を活用したほうが成果を得られる可能性があると考えられます。

「トレンドだから」「同じ規模感の企業で採用成功しているから」と安易な理由で導入を決めてしまっては期待する効果は得られません。
そればかりか、工数や費用ばかりが無駄にかかってしまうことにもなりかねません。
上記で紹介した特徴を理解し、自社の採用目標や目的とWantedlyの特徴を上手にクロスさせ、運用効果を高めましょう。

Wantedlyのダイレクトスカウトの強み

Wantedlyのダイレクトスカウトの強みは次の通りです。

  • 返信率が高い
  • 待遇・条件で優劣がつきにくい
  • 低コストを実現できる

ダイレクトスカウトメールを送れる媒体やツールはたくさん展開されていますが、Wantedlyの強みを理解することで、より有益性の高い運用を実現できるハズです。さらにWantedlyが自社にマッチする媒体なのかも検討することができるでしょう。

返信率が高い

Wantedlyは、ダイレクトスカウトの返信率が高い媒体です。1通ごとに配信の手間がかかるスカウト採用において、高い返信率は大きな強みと言えるでしょう。

一般的なダイレクトスカウトの返信率は2〜3%と言われており、高くても7%前後です。その点Wantedlyの返信率は、20%前後だそうです。

“Wantedlyのダイレクトスカウトでは、アクティブ度の高い候補者が中心に選出されるため、よりニーズにマッチした候補者を探すことができます。

また、平均返信率は約20%と高返信率を誇ります。 スカウト文章だけではなく、募集やストーリーで発信した会社の魅力を届けることで、他スカウト媒体よりも高い確率で候補者から返信が届きます。”

Wantedly『HirinGeek』より

上記記載の通り、Wantedlyではダイレクトスカウト送付時にアクティブ度の高い候補者が自動抽出されます。さらに「スカウトを受け取りたい」と設定をしているユーザーだけに絞り込まれるため、高い返信率を見込むことができます。

ファーストコンタクト時に待遇・条件で優劣がつかない

Wantedlyが他の媒体と大きく違う点は、「共感」でマッチングを叶える点です。
求人に具体的な給料・待遇を記載することは禁止されています。
候補者は、企業が掲載している企業情報やストーリーをもとに「働く人の雰囲気」「代表の想い」「事業の方向性」などを見比べ、応募する企業を選びます。

募集段階で待遇の優劣が生じないため、ブランド力に劣る企業や知名度が低い企業であってもアプローチやアピール次第で他の媒体では叶えられなかった採用の成功を実現できる可能性を秘めています。

低コストを実現できる

Wantedlyでは、採用成功に伴う課金が生じることはありません。
利用期間・プランと採用人数によっては高いコストパフォーマンスを期待できます。

Wantedlyの公式パートナーに選定されているAttack株式会社が公表したデータからも、代表的な他のダイレクトスカウト媒体と比較しWantedlyのコストパフォーマンスの高さが伺えます。

参考:Attack株式会社 村上篤志氏noto

Wantedlyのプレミアムプランを利用したとしても、5名採用を120万円に抑えることができます。一方で、人材紹介経由で採用した場合の採用費は875万円にも上り、755万円の差額が発生するという試算結果が出ています。

もちろんダイレクトスカウトを送付する手間や応募者・候補者とのやり取りなどに発生する工数なども鑑みなければなりませんが、これらの手間・工数などを含めても高いコストパフォーマンスを発揮する媒体であることが分かります。

Wantedly プレミアムスカウトの特徴と有効性 まとめ

Wantedlyは企業情報の掲載から募集・自社の魅力を発信するストーリーまで採用に必要な機能が一括集約された媒体です。
ストーリーの掲載や企業情報の作り込みなど、成果や効果が現れるまで手間がかかる一面はありますが、継続的に情報発信を続けることで、着実に採用成功への道筋を切り拓いていける可能性を秘めた媒体です。

またWantedlyにはダイレクトスカウト機能も備わっており、候補者に対して1通1通丁寧にプレミアムスカウトを送ることで他の媒体よりも低コストかつ自社にマッチする人材の採用を実現させることもできます。

他の媒体では採用に結び付かなかった企業でも、Wantedlyの特徴を理解し「共感型採用」という強みを活かすことで、採用の成功を叶えられるかもしれません。